8月6日のこと
子どもたちに伝えていくために
中川ひろたかさんの広島の原爆で亡くなった伯父さん
被爆者となった母の体験を淡々と描いてあります
これは66年前、ほんとうにあったお話です
瀬戸内海はその日も おだやかな海でした
天声人語より
足元のアリが目にとまることがある
踏みたくはないが、人の想像力は知れていて、靴の裏で起きるアリの悲劇には思いが至りにくい
67年前の原爆投下は人をアリと見た所業だった
広島が死んだ日、
原爆を作った科学者たちはパーティに興じた
設計通りに爆発したことのお祝いである
なんという想像力の欠如(文春親書「父が子に教える昭和史」)
ウラン型の「成功」に続き、3日後には長崎でプルトニウム型が試された
科学者は核分裂のエネルギーを制御できたと喜んだが、
最後は手綱を解いて暴れるのに任せるのが核兵器だ
誰もが核被害者の、いわば「アリの目」を持つときだと思う